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全ての女性に「一人ひとりの自分らしさ」を大切にしてほしい。「ラルーン」が目指す「全ての女性に安心を。」を実現する世界

生理日予測・体調管理アプリ「ラルーン」は「全ての女性に安心を。」の実現を目指す、女性の体調・健康のパートナー的な存在です。女性一人ひとりの「生き方」「ライフスタイル」は多様化しているものの、「女性だから」「結婚」「妊娠」というプレッシャーは依然として存在しています。「ラルーン」の企画・マーケティングを担当する西村沙紀さんは、そんな全ての女性に「一人ひとり自分らしく、自分のカラダとココロに素直でいること」、「自己実現をかなえるために自分のカラダを知って管理することの大切さ」、そして「自分らしくいていい」、こうした想いを届けたいと語ります。女性の活躍が推進される今、フェムテックアプリである「ラルーン」の提供価値やサービスの強み・独自性などについてお話いただきます。

エイチームウェルネス ラルーン事業部 企画マーケティンググループ マネージャー 西村沙紀さん
インターネット広告の代理店やECサイトの運営会社で営業やマーケティング等を担当した後、2018年にエイチームへ入社。以来、「ラルーン」を担当。入社3ヵ月でアシスタントマネージャー、1年でマネージャーに昇格。数々のプロジェクトで責任者を務める等、幅広い業務を通して「ラルーン」の成長に貢献する。一年半の産休・育休の後、2022年9月に復帰。現在は企画マーケティンググループのマネージャーを務める。

多くの女性ユーザーに愛用されるフェムテックアプリとして成長

婦人科医と共に女性の身体に寄り添うコンテンツを制作

2018年にエイチームに入社して以来、ずっと「ラルーン」を担当しています。入社後は、アドネットワーク広告による収益の最大化を目標に広告掲載の促進を担当。売上アップを目的としたコンテンツの制作も担当しています。

生理の周期には、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期の4つの時期があり、女性ホルモンの影響によって、心や体が変化します。こうした女性特有の体調の変化をタイムリーにお知らせする機能として、アプリ内に「今日のカラダ」というコンテンツ機能を婦人科の先生と一緒に制作しました。この機能では、その日の妊娠の可能性、お肌の状態、痩せやすいか太りやすいかを毎日教えてくれます。多くのユーザーよりご好評いただき、現在も機能として定着しています。

「ラルーン」を成長させた数々のプロジェクトに参画

その他にも、「ラルーン」とオムロン 婦人用電子体温計(MC-652LC)とのデータ連携NTTドコモが運営していた『カラダのキモチ』との連携(後にラルーンにデータ移管)など、他社との連携によるプロジェクトも中心となって担当しました。

また、有料機能の一つである生理日や排卵日のAI予測の導入にも携わりました。その後、育休・産休で仕事を離れる時期もありましたが、現在まで様々な業務、プロジェクトを担当しています。

女性の健康を支えるパートナーとして存在価値を発揮

「全ての女性に安心を。」使命感を持って運営

「ラルーン」はサービスを開始してから13年目を迎えます。これまでの累計利用者数は855万人(2023年3月現在)を超え、多くのユーザーの皆さまにご利用いただいてきました。サービス開始から、ずっと利用いただいているユーザーもいます。毎月、ちゃんと生理日を入力されている方もたくさんいます。

「ラルーン」は「全ての女性に安心を。」というコンセプトを掲げていますが、それを実現するためには、いつも「ラルーン」を利用してくださる皆さまの要望に応えていかなくてはなりません。大切な情報を入力いただいている以上、私たちも最善を尽くさなければという使命感を持っています。

毎日使ってもらうアプリとしての存在価値

女性にとって体調管理、生理は長く付き合っていくものです。毎日「ラルーン」を開いて基礎体温を入力している方もいますし、生理開始・終了のタイミングで月に1~2回は開いてくださる方もいます。「ラルーン」は「全ての女性に安心を。」を実現するために、女性の健康のパートナー的な存在です。

そのため、毎月1回の生理周期がある中、必要なタイミングでアプリに不具合があってはなりません。そうした事態が起こらないよう常に危機感を持っていますし、もし不具合が発生したらすぐに対応するようにしています。

ユーザー体験の向上を目指しつつも収益は確保する

日々のコンテンツや機能拡充、安定的なアプリ運営などで、ユーザー満足度を上げることも大切ですが、「ラルーン」が多くの方に利用いただくプラットフォームであり続けるためには、売上も維持していかなくてはなりません。

アプリ内の広告については葛藤の毎日です。広告の量を増やせば売上は上がりますが、使い勝手は悪くなります。一方で、広告の量を減らせば使い勝手は良くなりますが、サービスの安定運営に必要な収益が確保できません。ユーザー体験と収益基盤のバランスについての葛藤は私自身もありますし、チームでも何度も議論を重ねています。双方が良い状態であることを模索しながら運営を行っています。

全ての女性に届けたい「ラルーン」の価値

女性にホッとできるひと時を

「全ての女性に安心を。」が「ラルーン」のコンセプト。全ての女性がそれぞれのライフスタイル、ライフイベントにおいて抱える悩みや不安を少しでも解消できるサービスでありたいと考えています。

「ラルーン」のユーザーは20~40代の女性がメイン。20代前半で「仕事を頑張るぞ」と思っても生理が煩わしかったり、頑張りたいけれど生理痛で動けなくてストレスを感じたりすることもあるでしょう。30代でパートナーと出会い、結婚して妊娠や出産を経験する人もいるでしょう。

20代から40代にかけて女性の取り巻く環境は大きく変わります。同じ世代でも女性それぞれに違う悩みを持っていると思います。それぞれの女性が「ラルーン」を使うことによって、ご自身の不安や悩みが解消されることを目指したいです。何らかの選択肢というか、ホッとできるひと時でもいいので、何かひと筋の希望の光を女性の皆さんに届けられるといいなと思っています。

一人ひとりの悩みに寄り添う「ラルーン」へ

「ラルーン」を通して、一人ひとり自分らしく、自分のカラダとココロに素直でいること、自己実現をかなえるために自分のカラダを知って管理することの大切さ、そして、自分らしくいていい、こうした想いを届けたいです。女性一人ひとりにそれぞれのライフスタイルがあります。だから、女性だから妊娠しなきゃ、結婚したら子供を産まなきゃ、といったことをあまり推したくありません。

世間の考え方、一般的なあり方ではなくて、その人にフォーカスしたい。「自分らしくていいんだよ」と言ってあげられるアプリ。その人のための、その人の体調管理のためのアプリ。そんな軸を持っていきたいです。加えて「今の生理周期上、こうしたほうがいいよ」とアドバイスもできるアプリでもありたい。お母さんでも、友達でも、先生でもない身近な、安心できる誰か。そんな存在であることも目指しています。

「ラルーン」には、悩みを相談できる匿名の掲示板があります。他の掲示板では相談できないような性に関する相談なども寄せられます。既に、多くの女性にとっての不安や悩みを解消できるコミュニティとして機能していますが、その価値をもっと高めていきたいです。

「まずは自分の身体を知ること」から。女性の不安や悩みに寄り添う

先日3月8日の国際女性デーでも様々な取り組みがありましたが、女性の活躍を推進する動きが活発になっています。フェムテックへの注目度も高まる中、「ラルーン」として訴えたいことは、何をやるにしても体が資本であり、自分の体について知ること、管理することが大切だということ。

でも、自分の生理周期について知らない女性もまだまだ多いです。生理日管理アプリの利用率も女性全体の半分くらい。まずは、ご自身の体のことを知ってもらいたいです。知ることによっていろいろな不安や悩みも出てきます。そんな女性ならではの不安や悩みに寄り添えるサービスでありたいです。

女性の悩みや不安を解消するコミュニティとしての「ラルーン」の強み

13年の歴史が紡ぐ「ラルーン」の強み

先輩方が運営されてきた13年の歴史そのものが「ラルーン」の強みだと思います。13年続いてきたからこそ、多くのユーザーにご利用いただけています。また、生理日や排卵日の管理や予測は女性にとって切り離せないものです。故に継続率が高く、長く使っていただいているユーザーも多いです。

3つの希望モード(周期管理、妊娠希望、妊娠中)を選択でき、ひとつのアプリで全てを完結できることも特徴だと思います。それぞれのモードに合わせてUI/UXを全て変えています。例えば、生理周期管理の希望モードでは「カラダ指数」が全面に出るような仕組みにしていますし、妊活の希望モードではホーム画面で基礎体温をワンタップで入力できるようにしています。また、それぞれのモードごとに掲載するコラムの内容も変えています。

ユーザーに好評のコンテンツが豊富

コンテンツが多いところも「ラルーン」の強みです。先ほど触れた「悩み相談」の掲示板には1日1,700件近くの投稿があります。それに対するコメント数も1日あたり8,000件を超えます。

生理や妊娠だけではなく女性ならではの人間関係の悩み相談などもあり、ご自身の悩みや不安を解消、発散をする場としてはもちろん、ユーザー同士で情報交換を行う場としても利用いただいています。このコンテンツを目的に毎日利用してくださる方もおり、アクティブユーザー数の獲得につながっています。

改善のスピードを上げられる組織

「ラルーン」は毎日使っていただくアプリです。故に改善のスピードが求められます。それに応えられるような組織体制になっている点も強みだと言えます。「ラルーン」はデザインも開発も全て内製です。ユーザーの反応に対する対応スピードは圧倒的に早いと自負しています。

また、「ラルーン」ではこれまで多くの施策を実施してきましたが、内製できる体制だからこそ数をこなすことができたと思います。デザイナー、エンジニア、ビジネスそれぞれの職域で責任を果たしながら、職域を超えたチームでコミュニケーションを取って進めていく組織であることも私たちの強みです。

“Ateam Purpose”の実現に向けた「ラルーン」の社会への提供価値

「ラルーン」のこれからと“Ateam Purpose”

昨年の9月に“Ateam Purpose”である「Creativity × Techで、世の中をもっと便利に、もっと楽しくすること」が発表されました。初めて聞いたときから腹にストンと落ちた感覚があります。今、いろいろなヘルスケアアプリが出てきています。より独自性を出していくべき状況にあります。

また、女性の人口も減っていく中で「ラルーン」をもっと利用していただくためには「生理日・排卵日の予測の精度が高いこと」「使っていて付加価値を感じられること」が欠かせないとも考えています。これらを実現するためには「創造性」と「技術力」を掛け合わせた独自の視点が必須であると思います。これからの「ラルーン」に求められていることが、“Ateam Purpose”で言語化されていると感じています。

創造性を磨くために、日々思考を続けていきたい

どのような価値をユーザーの皆さまに提供していくのか。「ラルーン」をどのようなアプリにしていくのか。改めてチーム内でも話し合いたいと思っています。個人としてはインプットとアウトプットを意識していきたいですね。

創造性はインプットとアウトプットにより醸成されるものだと思います。以前は「Creativity」…「創造性」という言葉に何か壮大なものを感じて、自分がそこに向かっていけるのかという不安がありました。最近になって、インプットとアウトプットを積み重ねること、言い換えれば、思考し続けることで新しい提案や新しい施策も生まれる、創造性につなげていけることが実感できました。創造性を磨くために、日々、思考し続けていきたいと思います。

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