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楽しいから、学び続けられる。夢や目標があるから頑張れる。「学び」を「楽しさ」に変える秘訣

エイチームが大切にしている共通の価値観“Ateam People”にも策定されている「学び続ける」。前回に続き、「学び続ける」を体現している社員を紹介します。今回はマーケターのK.F.さん。昔から勉強が苦手だったと語りながらも、今、貪欲に学び続けています。その背景にある仕事や学びに対する独自の考え方をお話しいただきました。

エイチームライフデザイン プロモマーケティング本部 アドマーケティング部 マーケター K.F.さん
大学卒業後、約3年にわたり経理職を経験した後、ジョブチェンジして人材系企業へ入社。同社で初めてデジタルマーケティングを担当する。その後、実務経験や学びを通してマーケティングのスキルを磨き、2019年3月にエイチームに入社。現在は、ライフエンディングサービス「ライフドット」の広告運用やサイト改善などを担当している。

経理からWebマーケティングへジョブチェンジ

偶然に巡り合ったECサイト運営の仕事

大学で会計を学んでいたこともあり、社会人になって3年くらいは経理の仕事をしていました。ある時、勤務していた会社がECサイトを立ち上げることになったんです。その会社の社員は比較的年齢層が高く、若手だった私に「若いから(ITに関することは)わかるよね?」といった調子で依頼がきました。

特に詳しかったわけではないですが一人で担当することになったんです。周りに相談する人もおらず手探りで進めるような状況。でも、外部の会社の協力を得ながら、なんとかサイトを運営していくことができました。その仕事が楽しく、また、自分が経理職をずっと続けていくことに疑問を感じ始めてもいたので、ITとマーケティングに関する新しい領域にチャレンジしようと決意したんです。

新しい道を志す起爆剤となった出来事

同じくらいの時期に、もう一つ、Webマーケティングを志すきっかけとなった出来事がありました。

当時、個人で店舗を経営した知人が経営難に陥っていました。手伝えることをしようと、私のほうでも色々と考えて動いてみたものの何一つ上手くいかない。結局、店を畳むことになってしまいました。その時に感じた悔しさは今でも忘れられません。

毎年、仕事納めを迎えるときに「もしあの時に今の自分のスキルや経験があったら何ができただろう」と振り返るくらいです。この出来事を機に「ちゃんと学んで、実力を身につけて、色々な人を助けられるようになりたい」と考えるようになりました。新しい道を志す起爆剤にもなった出来事です。

想いを実現するため人材業界の外へ

その後、Webマーケティング職を募集していた人材系の会社へ転職しました。元々、事業会社で新たな挑戦をしたいという想いがありました。当時から新しい事業やサービスをつくりたいという気持ちがあったんです。事業会社なら近くにデザイナーやエンジニアもいて一緒にサービスをつくっていけます。職種未経験ながら事業会社に入社できたことはラッキーだったと思います。

その会社でコツコツと経験を積んでいきましたが、次第に自分の能力が人材の領域にとどまることに不安を感じ始めました。「人材業界の外に出たら通用するのだろうか」「このままでは自分が実現したかった『色々な人を助ける』ことができないのではないか」と考えるようになったんです。

エイチームの入社理由と入社後のチャレンジ

多様な事業を創出するプラットフォーマーとしての魅力

様々な事業やサービスを展開する事業会社への転職を考えました。複数の企業を調べましたが、結局、エントリーしたのはエイチームだけ。

実は、前職の頃にエイチームを訪れたことがあります。その際に、当時私が在籍していた会社にはない考え方を、エイチームの社員が持っていることを感じました。特に「三方よし」の考え方。

前職では自社の利益を優先させることが当たり前でした。でも、エイチームの人たちは本気で「三方よし」について語っていました(入社後、本当に実践していることを目の当たりにしました)。

また当時、ある社員とゆっくり話す機会があったんですが、その人の人柄が本当に良くて、こんな人ばかりいる会社なら素敵だなという好印象も持ちました。そうした経験もあり、エイチーム以外に面白そうと思える会社もなくて、エイチームにしか興味を持てなかったんです。

新規事業への飽くなき挑戦

入社後は不動産関連事業を担当し、その後、ライフエンディング事業に移りました。入社以来、広告の運用とサイトの改善を担当していますが、入社してしばらくは“くすぶって”いました。

心の底では、広告運用から離れて新規事業に携わりたいと思っていたんです。入社して一年間は広告運用にしっかり向き合って成果を出そうと決めていましたが、一年が経過したら社内の新規事業案コンテスト「A+(エイプラス)」に案を出すことを決めていました。

実際にそこから事業化された事例も知っていましたし、自分も主体者として事業を運営したいと思っていたんです。3回連続で事業案を出しましたが、1回目でいきなりグランプリを獲得。その後も賞をもらうなど評価をされました。

でも、タイミング等が合わなくて事業化は実現できませんでした。それでくすぶっていたわけですが、「A+」に挑戦していた時期から、誰かのためのサービスになっているのかという観点で試行錯誤を繰り返すようになり、仕事の姿勢が変わった点は良かったと思います。

学ぶことが楽しいから学んでいる

学んでいるという感覚がない

日々、仕事以外の時間を使って多くのことを吸収していますが、そもそも「学んでいる」という感覚がありません。イスに座って教科書を開いて勉強するということが昔から苦手です。

今、貪欲に吸収できているのは、自分の中に学び・勉強・学習という感覚がないからだと思います。また、私を見て「仕事に勉強に忙しそう」と感じている人がいるかもしれませんが、忙しいという感覚もありません。何かに夢中になっているだけだと思っています。

先日、久しぶりにゲームをやったんですが面白くて徹夜してしまったんですね。それとあまり変わらない。自分のやりたいことをやれるだけやって成果が出たら楽しい、という意味では同じだと思うんです。ゲームを徹夜するまでやって「気がついたらこんな時間になっていた」とはなりますが、「忙しい」という感覚にはなりませんよね。

学びはゴールに到達するための手段

学ぶこと(学んでいる感覚はないのですが、以後、敢えて「学び」と言わせていただきます)に対する自身のモチベーションについて、またゲームにたとえてお話しさせていただきます。

ゲームの中でレベルが上がったり、ボスを倒したりすると楽しいですよね。ボスを倒せなかったとしても倒すためにレベルを上げて再び挑む。自分にとって学びはその感覚に近いんです。

私は何かを学ぶ際、常に「こういうものをつくりたい」「こういうことを実現したい」といったゴールのイメージがあります。あることを実現したい。そのためには知識が必要。だから調べる。本を読む。情報を集める。そうやって知識を得る。それを繰り返している。学ぶことは目的ではなく、自分が目指すゴールにたどり着くための手段に過ぎません。

学び続けるために必要な考え方や姿勢

学びの対象を自分の好きなことに変える

学びは強制的にやらされるものではないと思っています。お伝えしたとおり、学校の勉強が好きではありませんでした。他人から強制されるとやる気をなくしてしまうんです。

会社から課題を与えられて、そこに対して必要な技術やスキルを学べる人はとても優秀だと思います。与えられたことに対して学ぶことが得意な人はそれを突きつめればいい。一方、私みたいなタイプは自分の好きなことに向かうべきだと思います。

自分の好きなことじゃないとなかなか継続できません。学びを継続するためには、学びの対象を自分の好きなことにいかに変えられるかが大事だと思います。

自分のやりたい仕事の比率を上げる方法

とはいえ、組織の一員であるので、自分の好きなことばかりにこだわるわけにもいきません。会社の目指していることを実現するのが大前提です。

その中で「会社から求められていること」と「自分のやりたいこと」の比率を調整していくことが肝心だと思います。双方が100%合致すればハッピーですが、それはなかなか難しい。

私個人の感覚だと合致率は20%がスタンダードな気がします。その20%を広げていくんです。例えば、会社であることを始める動きがある。現時点では先が見えていないことがある。そんな状況の時に、自分のやりたいことの中から会社にとって有益であろうと思えることを提案していく。そうやって20%を30%、40%と引き上げることができれば、自分のやりたいことに近づけられると思います。

企画への意識がもたらす学びの好循環

なるべく企画者になろうという意識も大事だと思います。会社や上司に求められる仕事はたくさんありますが、自ら動かなければ、自分の担当業務は指示されたものだけになってしまいます。それは楽しくないですよね。たとえ忙しくても企画を考えて提案をして、自分のやりたいことを実行につなげていくべきだと思います。

また、提案の内容もなんとなく「これがいいと思うんですよね」というものではなくて、「これくらいの成果が出ます」と会社や上司が判断しやすいものであるべきです。そうした材料をどれだけ蓄えられるかが大事だと思います。材料が多ければ成功の確率も上がる。成功確率が上がると提案が楽しくなって、さらに色々な材料を集めに行く。そうした良い循環も生まれます。

自身のスタンスと今後の目標

経営視点の体現について

普段、仕事を進める上で当事者意識を持って「経営について考えること」は簡単ではありません。私自身の行動を振り返っても「経営について考えたこと」が元になっていることは少ないと思います。

私は自分ができる範囲内で、会社から求められている「経営について考えること」と合致する部分を見つけながら仕事をしてきました。それはあくまで私のスタンスであり、「経営について考える」を体現するやり方は人それぞれだと思います。実際に社内を見渡しても、自分とは違うスタンスを持っている方が多いと感じることが多いです。

ずっと追い続けている目標

「色々な人を助けられるようになりたい」という想いはずっと持ち続けています。その想いを実現するためにもっと実力をつけたいですし、実現できる環境に身を置けるようにしたいと考えています。色々な人に貢献するための手段であれば、どんな学びでも楽しく取り組んでいけると思います。

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