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人生100年時代を生き抜け!「学び続ける」を実践する“Ateam People” たちが取り組むリスキリング

人生100年時代と言われる現代において、今まで学んできた分野とは別の領域を働きながら学ぶ「リスキリング」に関心が集まっています。そして、変化の激しいVUCA時代において、技術革新やビジネスモデルの変化に対応するために、ビジネスパーソンが新しい知識やスキルを学ぶことは必要不可欠です。
 
私たちエイチームは、“Ateam People”で大切にしている価値観として「学び続ける」姿勢を大切にしています。「学び続ける」を実践している社員6名の「リスキリング」について、「キャリアアップ勉強篇」、「趣味と実益を兼ねた勉強篇」、「人生を豊かにする教養篇」の3つのパートに分けてご紹介します。


「キャリアアップ勉強篇」

平日は会社員、土日は大学院生。働きながらMBAの取得を目指す日々

 馬渕葉子さん 株式会社エイチームライフデザイン CX推進室 マネージャー

2016年にエイチームへ中途入社。ブライダル事業でマーケティング業務に従事。現在はライフスタイルサポート事業のサービスで蓄積したデータ基盤を活用したDX推進に取り組んでいる。主に、SaaS導入・活用におけるプロジェクトマネジメント、オペレーション・システムの構築、データマネジメントを担当。

コロナ禍で先行き不透明な時代へ。ビジネスの統率力を高めるべくMBA 取得を決意

平日は会社員として働き、土日は大学院生として経営学の修士課程に通学しています。いわゆる MBA (Master of Business Administration/経営学修士)と呼ばれる学位です。
 
MBAに興味を持ったきっかけは、コロナ禍でブライダル業界が大打撃を受けたことです。コロナ禍により、結婚式が軒並み中止になり、ブライダル業界も未曾有の状況に陥りました。クライアントの結婚式場をはじめ多くのカップルの皆さまが生活変化への順応に悩み、そして私たちが運営する事業においても変化が求められました。
 
私たちは、これまでの成功体験を活かして事業を成長させることを得意としています。しかし、適応困難な外部環境変化に対し、打ち手を講ずることが難しく、悔しい思いでした。
 
予測不能なVUCAの時代で、さらにコロナ禍などの外部要因に影響を受ける環境のなかでも、ビジネスにおいて的確な決断を下し、明確な言葉で方向性を示せる統率力が必要だと感じました。
 
こうしたことから、どんな時代でも普遍的な学問を通して、世の中の通例や先人の学びを勉強しようと考えました。私が得たいスキルがMBAに内包されていました。

忙しい日々の中で得られるもの

週末の授業ではディスカッションがあるので、平日の朝と夜で課題に取り組んでいます。常に考え続けて、脳はへとへと。しかし、忙しい生活の中でも、嬉しいことがあります。
 
私が通っている過程は30代前半の方が多いので、同年代の友人が増えました。普段仕事では関わらない業種で働く方々の話を聞くと、視野が広がります。また、同年代の方の発言やレポートを見て、自分の至らなさを痛感することも…。私は会社では管理職で、メンバーより何歩もリードしていなければいけない立場です。そのため、自分の実力をフラットに測れる環境は自己研鑽に有効だと感じます。また、問題に直面したときの頭の中の引き出しが多くなったことや、レポートや授業での発言を通して語彙力が上がったことなどを自分の変化として感じています。

MBAの教材

若い人ほど積極的に、興味のあることに飛び込んでみてほしい
働きながらの学びは時間の制限もあり、一歩を踏み出せないこともあると思います。私も学び始めるまでに3年間も悩みました。入学後に悩むこともありました。しかし、悩む人ほどやらざるを得ない環境に入っておいた方が楽かもしれません。
 
世の中は常に変化し、進化し続けていくのに、新しいことを知るのは年々億劫になってしまうので、意識的に学び続けるべきだと思います。仕事に直結するかどうかに関わらず、まずは興味のあることに飛び込んでみてほしいです。


中小企業診断士合格への学びを通して、自分の可能性が広がった

森下真由子さん 人材開発部 部長 

2010年にエイチームへ新卒入社。ブライダル事業や引越し事業など、複数の事業部門において、企画営業、宣伝・マーケティング、広報・PRなど幅広く経験。2022年7月より、人事企画グループへ異動し、人事制度(異動・評価・能力開発等)の企画・運用や組織文化醸成のための取り組みを担当した後、2023年5月より人材開発部 部長を務める。

大学院生時代の経験から、中小企業診断士合格を目指すことに
令和4年度の中小企業診断士試験に合格し、現在は登録に向けて研修に励んでいます。大学院に通っていたころ、中小企業診断士の資格を活かしてコンサルティングの仕事をしている同級生がおり、興味を持ちました。大学院で学んだ経営やビジネスについてもう少し学びたいと思ったこと、学生時代に身に付けた学びの習慣を継続したいと思ったことから勉強を始めることにしました。
 
勉強方法は、予備校に通学して、アウトプット(演習)中心の勉強方法を採用しました。演習をする中で、知識が不足しているところや理解が浅いところなどを復習することにより、実力アップを図っていきました。
 
副業にチャレンジして、本業へ還元する良い循環を作りたい
学びを通して身に付けたことを社会に還元していくため、副業にチャレンジしたいと考えています。具体的なイメージはついていませんが、資格がなければできないことにチャレンジし、新たな経験をしたいです。副業へのチャレンジによって自分自身の知識や経験を増やすことで、エイチームの仕事にも還元していくという、良い循環を作っていけたらと考えています。
 
現在、エイチームで取り組んでいる仕事においても、1年前に未経験で人事部門に異動した際、中小企業診断士の勉強を通じて経営や財務会計、組織などについて勉強していたことが、業務のキャッチアップをスムーズにしてくれたと感じています。 

中小企業診断士の勉強で使った教材


 「学び」によって人生の可能性が広がることは、とても楽しい
私にとって「学び」とは、人生の可能性を広げてくれるものです。以前は、将来の不安を解消するために「学び」は必要不可欠なもの、つまり、自分が社会から必要とされる存在であり続けるために、「学び」によって自分の価値を向上させていくことが必要と考えていました。
 
しかし、最近では、「学び」によって自分が成長したり、「学び」の成果だけではなくそのプロセス自体が人生をより豊かにし、自分の可能性が広がっていく感覚がとても楽しいと感じています。人生は一度しかないので、興味があることには小さな一歩からでも踏み出してみると、今よりも、もっと楽しくなると思います。


「趣味と実益を兼ねた勉強篇」

自分完結できるYouTube 運営で、本業と違う職種も疑似体験 

中川翔太さん 株式会社エイチームライフデザイン デザイン開発部 マネージャー

2014年にエイチームに新卒入社、「引越し侍」に配属。バックエンドエンジニアとして、各サービスの開発に従事。2018年からはデザイン開発部で制作部隊のマネジメント、各サイトのCVR改善を指揮、UXの意識改革に取り組んでいる。現在は「引越しDXプロジェクト」のリーダーやデザイナー組織のマネージャーを務める。

趣味はピアノ、本格的にYouTubeチャンネルの運用をスタート
プライベートで、YouTubeへのピアノ演奏ノウハウ動画の投稿を行っています。最初は何気なく動画をアップしていましたが、途中からは、コンテンツ制作、デザイン、Webマーケティング、これらすべてを自分完結で自由に試せる場として活用し始めました。
 
私がエンジニアとして引越し事業に配属された当時、すでに安定したビジネスに成長していました。施策レベルでの提案は様々取り組みましたが、何でも自由に試せるわけではありません。私はエンジニアですが、デザイナーやマーケターなどの他職種のメンバーのこともより深く理解したい。そのためには、少しでも似たようなことを経験したいと思ったのがきっかけで、本格的にYouTubeチャンネルの運用を始めました。
 
同僚へのリスペクトがより一層高まった
趣味として始めたYouTubeチャンネルの運用も、今となってはかなり自分の本業と似ています(笑)。基本的には毎日数値を確認し、良くも悪くも異常があればすぐ検知し、対策を講じています。
 
動画作成や編集は、仕事と両立できるように、自分なりに工夫しています。また、デザインや動画編集は本を読んだり、実践して経験を積んでいます。Webマーケティングについては、インターネット上で有力な情報を集め実践しています。YouTube内の検索順位最適化や広告出稿など、Webサイトでもよく行われる集客手法をいろいろ試し、効果測定しています。
 
趣味とは言えYouTubeに力を入れ続けたことで、本業のサービスや同僚へのリスペクトがより一層高まっています。おかげさまでチャンネル登録者数5万人を突破したのですが、Web上でユーザーを集めることの難しさを痛感しました。
 
「引越し侍」は自分が関わったときには、すでにたくさんの利用者数を抱えていたのですが、これは決して当たり前ではないことを肌で感じることができました。一緒に働くマーケター・デザイナーのスキルの高さも、自分でYouTubeチャンネルの運営に挑戦する中で、本当の意味で実感できました。 

YouTubeチャンネルを持つ中川さん。

趣味も兼ねた学びでプライベートも充実
YouTubeチャンネルの運用は、動画のコンテンツ制作のように正解の無いことに取り組むクリエイティブな学びと、デザインやマーケティングのように自分より遥かに専門的な人や本からどんどん吸収していく学びを、バランス良く得られていると感じます。「ワークライフバランス」のライフ側の領域でも、日々新しいことを学び続け、できることが増えることにやりがいを感じます。


「学び」はRPGのレベル上げ!強くなって選択肢を増やそう

 長田和宣さん 株式会社エイチームライフデザイン プロモーションマーケティング本部

エイチーム入社前は海外2カ国に移住し、個人事業として建築業に携わる。傍ら副業としてSEOを独学で習得し、アフィリエイトで収益を得る。帰国後の2018年3月にエイチームへ中途入社。現在は、金融関連事業のマーケティングに従事。

 後悔のない老後のために
資産形成・運用について学んでいます。興味を持ったきっかけは、「老後資金2,000万円問題」です。今まで老後については何となくしか考えていなかったのですが、急に政府から「自分の人生は自分で責任を持ちなさい!」と言われた気分になりました(笑)。自分は若くはないこと、後悔しない老後のために勉強しなくては。そう思ったことから、学び始めました。
 
勉強を習慣化させ、徐々にステップアップ
まずは、初歩的なことすら知らなかったので、金融全体を学べるであろう FP3 級(ファイナンシャルプランナー)の資格取得を目指しました。資格取得が目的ではなく、自分の理解度を知るためです。さらに知識を深掘りするため、AFP(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)や証券外務員 1 種を取得しました。
 
仕事後の疲れた状態で勉強するのは、初めのうちは苦痛でした。ただ、苦痛なものも習慣化すれば、逆に取り組まないと落ち着かない状態に持って行けます。そこで、最初は強制的に勉強することを習慣化し、YouTube やWeb講座など、楽しみながら学べるものを活用しました。また、学んだことを誰かに伝えるなどのアウトプットを意識し、理解を深め、知識の定着にこだわりました。

学習に用いた教材・テキスト

学びによって得た知識や資産を、子供たちに与えられるように
去年家を購入しましたが、学んだ知識がなければ大きな間違いをしていたでしょう。また、学べば学ぶほど、資産形成は若いうちから始める方が有利だと理解しました。学んだこと・実践したことを子供たちに伝えられるようになりましたし、少ないかもしれませんが、資産形成で得たものを子供たちに遺すこともできるようになりました。子供たちの選択肢が増えることを期待しています。
 
学びとは「RPG」のレベル上げ!
私にとって「学び」とは、RPGのレベル上げのようなものだと捉えています。レベルが低いうちはできることが限られます。それは選択肢が少ないことと同義です。もし、「自分の人生で成し遂げたいこと」を「RPGゲームの攻略」に例えた場合、自分のレベルが低いと敵を倒すことができず、後悔してしまいますよね。その後悔をしたくない場合は、学び(RPGで言う、レベル上げ)が必要です。
 
学ぶことを躊躇している方は、目先の苦痛ではなく、できることが増えた場面を想像してください。きっと学ぶことが楽しくなると思います。


「人生を豊かにする教養篇」

日本酒との出会いがHappyな人生に導いてくれた

 小林梨沙さん 株式会社エイチームライフデザイン プロモーションマーケティング本部

2019年にエイチームへ中途入社。コンテンツマーケターとして、金融関連事業に従事。現在は、金融関連事業のコンテンツマーケティンググループのマネジメント、イーデスメディアの責任者、メディアの戦略立案を担当。

地元の日本酒「城川郷」との衝撃的な出会い
私は日本酒について学んでいます。地元愛媛の日本酒「城川郷」を飲んだことがきっかけで、日本酒に興味を持ちました。それまで日本酒は飲みにくいイメージだったのですが、「城川郷」を一口飲んだ瞬間、そのクリアでフルーティーな味わいや、城川町(現・愛媛県西予市)の情景が頭に浮かんだことに衝撃を受けました。
 
地元愛が強いこともあり、土地や文化を感じながらお酒を楽しめる日本酒に魅了され、様々な日本酒を飲みたいと思いました。その後、転職を機に大阪に引っ越し、リモートワークをきっかけに京都にも住みましたが、日本酒を通してその土地について詳しくなったり、人との出会いにつながったりと、楽しみ方がますます増えました。
 
もっと日本酒に携わりたくなり、様々な活動に取り組むように
日本酒の知識を深めていくうちに、もっと日本酒に携わりたいという気持ちが強くなり、2022年には「Miss SAKE岡山大会」に出場し、ファイナリストに選ばれました。大会の参加後、地域振興として行われている農協などが主催する酒米の田植えイベントに、ファイナリストとして参加しました。
 
また、2022年8月からは47 都道府県巡りを始めており、行く先々の土地で推しの日本酒を見つける活動もしています。今年は、ソムリエ協会が主催するSAKE DIPLOMAの資格取得にもチャレンジしようと考えています。 

2022年「Miss SAKE岡山大会」ファイナリスト

日本酒について学ぶことで、人や自然を愛する気持ちが豊かになった
日本酒を通じて、新しい発見やご縁に繋がるきっかけとなり、人生が豊かになっていると感じます。お店で日本酒を飲んでいるときに出会った方やMiss SAKEの出場を通じた出会いなど、日本酒という同じ趣味を通じて、人間関係が広がりました。普段の仕事では知り合わない業種の方との出会いなどもあり、自分の中の視点・視座が広がりました。
 
また、水やお米など、作り方や環境で日本酒の味は変わります。より美味しく頂くためにも、その土地や文化について興味を持つようになりました。そうしているうちに、日本という場所が前よりもっと好きになり、目の前で流れる時間や環境など、身近にある幸せに気付くことができました。
 
「学び」はHappyな人生に導いてくれるもの
私にとって、「学び」とは「Happyな人生に導いてくれるもの」です。学ぶことで知識が増え、知識が増えると考えが増え、考えが増えると価値観が広がり、価値観が広がると世界が広がると感じています。知らない世界を知って、様々な価値観に触れていくことが、私にとっての「幸せ」の一つです。


ワイングラスのように輝く、豊かな知識や大切な仲間ができた

光岡昭典さん 社長室 室長
2009年にエイチームへ中途入社。中期経営計画やグループ予算策定・管理、人事制度構築など経営企画領域を中心に従事。2012年4月の東証マザーズ上場後、IR責任者として株主・投資家向け広報を統括。2016年8月より執行役員 社長室長に就任(現職)。経営企画・財務・広報IR・人事領域を統括。
 
ワインを通して世界中の人と楽しくコミュニケーション!
私は、ワインについて学んでいます。20 年くらい前からワインをよく飲むようになったのですが、知識が体系的ではなかったので、より楽しむためにも改めて勉強したいと思い、学び始めました。
 
ワインは世界中で作られ、飲まれています。海外のビジネスパーソンと一緒に会食をする時でも、その土地のワインを知っていることで、その国の風土や歴史等の知識があることにもつながり、打ち解けたコミュニケーションが図れるようになります。実際、仕事で海外に行ったときの会食でも、コミュニケーションが充実するのを実感しました。また、そういった経緯も踏まえて英語も上達したいと考え、最近改めてTOEICを受験しました。
 
資格取得を目指して、お店にも協力を仰いで実技対策にも取り組む
ワインの勉強に関しては、まず資格取得を目指しました。そして、昨年ワインエキスパートを取得しました。約半年間、平日1時間、週末2~3時間ほどソムリエ教本を使って勉強し、試験日の1ヵ月前からは問題集を何度も解きました。
 
ワインの試験ではテイスティング試験もあるため、ワインバーで行われる対策セミナーに通いました。それに加え、行きつけのワインビストロにご協力いただき、ワイン6種類ほどを試験と同じようにブラインドでテイスティングすることを行いました。 

全世界のワインの知識をしっかり勉強します
二次試験は実技テストでブラインドテイスティング。

 様々な教養が身に付き、戦友とも言える仲間ができた
ワインを通じて新たな出会いが数多く生まれました。ワインの勉強をするうちに、お店で飲んでいるだけでは出会えない、戦友とも言える仲間ができました。それによって多様な価値観に触れることができます。また、ワインという紀元前から存在するものを学んだことによって、化学・生物・地学・歴史など様々な教養が身に付きました。
 
 
学ぶことで様々な考え方ができる。「学び」は世の中をより気楽に生きていく糧づくり
私にとって「学び」とは、「世の中をより気楽に生きていくための糧づくり」です。世の中、不条理なこともありますが、問題回避の方法や、問題が起こった原因などを、心理学や行動経済学などの視点で答えを求めることもあれば、「歴史は繰り返される」と考え、歴史から学ぶのも良い。また、技術を学ぶことで、自分の作業を楽にしてもいいですよね。様々なアプローチがあると思います。
 
新型コロナウイルス感染症も5類になり、会食の機会も増えるでしょう。これからはワインをみなさんと一緒に楽しんでまいります。


前向きに「学び続ける」姿勢をエイチームは大切にしています。

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