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“Ateam Purpose” を発表!「Creativity × Techで、世の中をもっと便利に、もっと楽しくすること」に込めた想い

2022年9月12日、エイチームの社会的意義を言語化した“Ateam Purpose”として、「Creativity × Techで、世の中をもっと便利に、もっと楽しくすること」を新たに発表しました。2022年1月に社内プロジェクトを発足し、経営理念の誕生の背景や込められた想い、エイチームの歴史、これまで取り組んできたことを紐解き、強みの源泉や社会における存在意義について議論を重ねてきました。本インタビュー記事では、“Ateam Purpose”の策定の背景や込めた想いについて、代表取締役社長 林高生とプロジェクトリーダーで人事企画グループ マネージャーの森下真由子の2名で語りました。
※本記事は、2022年9月にコーポレートサイトに掲載した記事をご紹介しております。

“Ateam Purpose”

「Creativity × Techで、世の中をもっと便利に、もっと楽しくすること」

2022年9月に発表したエイチームの社会的意義である“Ateam Purpose”

エイチームが社会への提供価値を言語化 “Ateam Purpose”を策定「Creativity × Techで、世の中をもっと便利に、もっと楽しくすること」


株式会社エイチーム 代表取締役社長 林 高生

1971年、岐阜県土岐市出身。1997年に個人事業としてエイチームを創業、ソフトウェアの受託開発を開始。2000年に有限会社エイチームを設立し、代表取締役社長に就任。2012年4月に東証マザーズ上場後、史上最短の233日で東証一部への市場変更を実現。

株式会社エイチーム 社長室 人事企画グループ マネージャー 森下真由子

1987年、愛知県田原市出身。2010年4月にエイチームへ新卒入社。ブライダル事業や引越し事業など、複数の事業部門において、企画営業・宣伝・広報 を経験し、2022年1月に発足した社会的意義検討プロジェクトのリーダーを務める。2022年7月より、人事部門を担当。役職・所属組織は、2022年9月時点のもの。

“Ateam Purpose”の策定の背景

森下
今回発表された“Ateam Purpose”の策定は、2021年11月のエイチーム経営合宿での議論がきっかけでした。経営合宿では、事前に実施した全社アンケートに寄せられた「エイチームの社会的意義・価値」に関する社員の意見・要望をもとに策定に向けた検討の必要性が議論され、2022年1月に「社会的意義・ミッション検討プロジェクト」がスタートしました。これらの動きの背景について、どのように感じていましたか?


まずは、コロナ禍による働き方の変化です。リモートワークが導入され、組織間のコミュニケーションが希薄化したり、社員同士のふとした会話のきっかけが減りました。コミュニケーションの質も量も大きく変わりました。

また、この数年で事業の多角化や規模の拡大によって、組織が大きく、複雑化したこと。そして、新しい社員が増え、過去や歴史を知らない社歴の浅い人たちの割合が増えてきました。

こうしたことから、会社全体が見えづらくなっているのではないかと。エンジニアやマーケターなど、サービスを提供する社員が、ユーザーや提携業者などのお客さまの顔が見えづらく、声が届きづらくなってきているようにも感じます。

「自分たちがサービスを提供している」という実感がなくなり、与えられた業務をタスクとしてこなしているという感覚が増えてきているようにも感じます。経営合宿での議論では、こうした課題を強く感じました。

森下
プロジェクトでは、社員の声を集めて経営陣にフィードバックしてきました。経営合宿で議論された社内アンケート以外にも、社内アンケートから社会的意義やサステナビリティに関して感度が高いと感じられた18名の社員へのグループインタビューの実施、企業の社会的意義についての追加全社アンケート(約230名が回答)を実施し、社員たちの想いや考えを率直に経営陣に伝えていきました。


社員の声を改めて確認して、感じていた課題が確信に変わりました。やはり、サービスを提供しているという目的意識が損なわれている。サービスの規模も組織の規模も大きくなって、分業化が進んだからかもしれません。サービスをご利用いただくお客さまが見えづらくなってきています。

高いモチベーションで仕事に取り組めている部署と、そうでない部署を比較してみると、「サービスをつくろうとしているか」「作業への意識が強くなっているか」という違いがあることに気づきました。

この違いは、サービスの「認知度」や「ブランド」として、目に見える形ではっきりと表れています。創造性をもってサービスをつくり価値を生み出す事業は、ブランドを持ち、認知度が高く、利益を生み出します。

エイチームの社会への提供価値について検討した“Ateam Purpose”の策定過程と議論

森下
事業ドメインを限定せず、多様な事業を展開する事業ポートフォリオがエイチームの特徴だと思います。この特徴ゆえに「エイチームとは、何か」を言語化することは容易ではなく、同時に “Ateam Purpose”を検討していくことが難しいとも感じていました。

策定に向けた議論のなかで、創業時や経営理念に込めた想い、歴史や文化、これまでの事業を振り返りながら、「エイチームが社会に提供する価値は何か」という本質について語られていた様子が印象的でした。


「エイチームって何だろう」と改めて考えると、昔から「楽しく創造すること」の連続だったように思います。これまで事業領域(ドメイン)は限定せず、様々なビジネスに挑戦してきました。立ち上げたビジネスを振り返ると、新たな付加価値の提供という「創造」を実現することができれば、どんな挑戦でも成し遂げられると思っています。

エイチームは、ガラケー(フィーチャーフォン)のゲームで成長してきました。当時は、ゲームのコンテンツプロバイダーが「着うた」や「待ち受け画像」の提供サービスをやろうとはしませんでしたし、なおさら「比較サイト」をやろうとはしませんでした。

決められた「枠」の中でビジネスをするのではなく、技術を駆使しながら、考え抜くことで新しいアイデアを生み出す。伸びている市場に対して、「こうやればうまくいくのでは」と考え抜いて取り組んできました。

「引越し侍」の誕生は、他業界で企業とユーザーのニーズをマッチングする送客ビジネスモデルが伸びていることを察知し、このビジネスモデルを抽象化して、引越し業界のニーズに当てはめたことがきっかけ。抽象化したアイデアを実現化させて、価値を提供することが創造性と言える。この創造性の連続によって、エイチームは様々なビジネスを立ち上げてきました。

創造性は、エイチームの強みの源泉であり、軸でもあるとも感じます。

「経営理念」はエイチームの目的とルール、“Ateam Purpose”はエイチームの社会に向けた価値提供

森下
「みんなで幸せになれる会社にすること」「今から100年続く会社にすること」という経営理念と、今回策定した“Ateam Purpose”はどのような関係なのでしょうか。


経営理念は、エイチームの目的であり、ルールとして位置付けています。組織という集団には、必ず目的とルールが必要です。

そのため、経営理念は社員に向けたメッセージです。
エイチームの目的として、「みんなで幸せになれる会社にすること」「今から100年続く会社にすること」を掲げています。そして、その実現に向けたルールとして、「学び続けること」「お互いを認め合うこと」「儲かるビジネスをやること」「みんなで会社の経営について考えること」「会社に関する情報をオープンにすること」も掲げています。

この経営理念のもと、エイチームが実現する社会に向けた役割が、“Ateam Purpose”です。

“Ateam Purpose”として言語化した、エイチームの社会への役割や価値提供について、改めて社員みんなで共通認識を持つためにも、「創造性」とは何かをしっかり伝えていく必要があると感じています。

企業経営・組織文化における“Ateam Purpose”に期待すること

森下
創造性の高いビジネスを創出するためには、創造性の高い人材が必要だとも思います。事業や組織において、どのように創造性を高めていきたいと考えていますか。


サービスのブランドをつくり、価値を高めていく。そして、長期的な視点でブランドに投資できる創造性豊かな人材を育成していきたい。さらに、こうした創造性豊かな人材、つまりクリエイターが活躍し、評価される組織づくりにも力を入れていきたいですね。

「引越し侍」は、2006年のサービス開始以降、長年にわたりブランドを育ててきました。キャラクターをつくり、サービス名と共にイメージを訴求するプロモーションを実施してきました。テレビCMやラジオCMなどのプロモーション活動の他にも、時には「ユニゾンリーグ」などのゲーム内にも引越し侍のキャラクターを登場させて、認知度の向上を図ってきました。

ブランドに関する取り組みは、すぐには定量的な成果にはつながりません。しかし、一見遠回りのように見えても、「引越し侍」のようにブランドを育てていけば、サービスをご利用いただくお客さまにとって身近なブランドになり、ひいては「エイチーム」というブランドイメージの醸成にもつながります。

エイチームは多様な事業を展開しているので、たくさんのブランドが生まれれば、「便利で」「楽しい」様々なサービスを展開している、創造性が高く魅力的な会社だと思ってもらえます。社員にとって働いていることが誇らしく感じ、採用においても創造性が高い人たちが集まりやすくなります。

森下
“Ateam Purpose”の策定によって、将来に向けて目指したいこと、強化したいことは何でしょうか。やはり「創造性」がテーマでしょうか。


そうですね、今後は「創造性」をより高めていきたいと考えています。

創造性の高さ、そして創造性の総和が、企業や組織、事業の寿命の長さを変えていく。創造性を言いかえると「付加価値」とも言えます。付加価値がないビジネスは競合優位性(強み)がなく、消耗戦になりがちです。

創造性をもって、付加価値を高めることで、お客さまに選ばれる。その結果、さらに創造性をもって、より良いもの、「もっと便利」で、「もっと楽しい」ものに発展させる。これを繰り返すことで、競合と差別化して、市場で選ばれるサービスになり、ひいてはサービスの寿命が長くなる。

市場での優位性を高めると、高い独立性を得ることにもつながり、創造性は企業やサービスの寿命につながっていくのです。

森下
創造性により付加価値の高いビジネスを創出し、企業やサービスの寿命につなげていく。とても難しいテーマですが、どのように取り組んでいきますか。


「創造性」の解像度を上げていくことが重要です。エイチームには創造性を発揮することが得意な人も多くいます。そうした人たちを中心にしながら、グループ全体で力を合わせて取り組むほどの、組織的な仕組み作りが必要だと思います。

エイチームは、創造力と技術力で成長してきた会社です。創造性によって付加価値を高め、世の中に価値を提供してきました。これからもそうあり続けます。そのためには、創造することを放棄してはいけません。私は「創造」とはとても楽しいことだと考えています。

創造性を発揮することは、楽しさを追求することにもつながります。そしてそれは、「楽しく働く」にも通じます。「お互いを認め合う」文化を大切にしながら高い創造性を発揮できる組織を作り出し、付加価値の高いビジネスを創出していきたいと考えています。

“Ateam Purpose”が、エイチームの強みの源泉であり、土壌になるのではと考えています。


“Ateam Purpose”に込めた想いをのせて、エイチーム コーポレート新ラジオCMを公開!

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エイチーム コーポレートCM「 “Ateam Purpose” ver.1」篇


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