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【M&Aの展望】microCMS社の会社・事業紹介、M&Aの目的と今後の事業シナジー

2024年6月よりエイチームにジョインした国内最大規模のヘッドレスCMSを展開する「microCMS社」。エイチームが成長戦略として掲げた『売上向上支援カンパニー』からみたmicroCMS社の持つサービスの役割やM&Aの意図について解説します。

参照:2024年11月25日「microCMS社のご紹介及びM&Aの目的と今後について」


microCMS社とは?

(IR資料より)

microCMS社は、元ヤフー株式会社の松田承一氏と柴田 和祈氏が、2017年に「エンジニアの武器を作り出し世界の進歩を後押しする」をミッションに立ち上げた、ヘッドレスCMS「microCMS」を展開するベンチャー企業です。

またValueとして「オープンでいよう」「誠実に振る舞おう」「本質を見極め行動しよう」「気づきを伝えよう」を掲げており、エイチームの共通の価値観である“Ateam People”との親和性の高い価値観で運営されています。

2024年6月よりエイチームとジョインし、エイチームの成長戦略に寄与していただいております。

microCMS、サービスの特徴は?

microCMS社が提供する「microCMS」は、今後、成長していく企業には欠かせない「ヘッドレスCMS」と呼ばれるツールです。現在はSaaSとして、リカーリング(月額使用料)によるサービスを提供しています。

(IR資料より)

一般的な旧来のCMSは、ウェブサイトの運用者の技術力にかかわらず作成が可能だった一方、成長に伴って規模が拡大、閲覧者の増加した時、運用の負担が大きくなる傾向にあります。同時にセキュリティの脆弱性も増し、パフォーマンスも低下する傾向にありました。また運用者への負担も大きく、成長すると運用負担が増大する、矛盾した傾向にありました。

(IR資料より)

microCMSが代表する「ヘッドレスCMS」では、記事作成の利便性はそのままで、ウェブサイトの管理を運用担当者から切り離すことで、成長していくサービスの運用を可能とします。また社内外のエンジニアとの分業や、フロントエンドの柔軟な差し替えも可能となっていきます。

さらにSEO対策や、大量アクセス対策や、スムーズな画面遷移、アクセス情報解析など、成長中の企業にとって不可欠になる課題解決にも、柔軟に適応できる仕組みを提供しております。

このような柔軟性や利便性から、サービスの現場での導入が進み、現在「microCMS」は、国産ヘッドレスCMSとしては、国内最大級規模の利用実績を誇り、契約後の利用継続率は驚異的な99%を誇ります。

従来のCMSを利用する企業のうち、規模が拡大成長している企業が今後の見込み顧客とされるため、今後も高い成長が期待できます。

(IR資料より)

なぜ、エイチームとmicroCMSはジョインしたのか?

(IR資料より)

microCMS社は高い技術力を持つ一方で、それを販売する営業力に課題を感じており、今後は営業力の強化を早急に行う必要性がありました。

一方でエイチームの顧客には、ちょうど、今後に向けて、大規模なシステム環境を必要としながら、技術的、または技術者不足に課題を持つ企業が多く、「microCMS」のようなヘッドレスCMSへのシフト需要が高まると予想されていました。

エイチームの営業ノウハウと「microCMS」の製品価値が組み合わさることにより、より多くの顧客にご満足のいただける環境の構築が可能になりました。そのため、今回の取り組みはとても幸せなジョインだったと考えております。

また、今後の成長を後押しするためにも、感度の高いエンジニアとの相性が良いQiitaからも、microCMSを検討していただけるエンジニアを増やしていく目論見です。

「売上向上支援カンパニー」としてのmicroCMSのジョイン

(IR資料より)

今回のmicroCMSのジョインは、エイチームの「売上向上支援カンパニー」の構想における、上図右側の「業務効率化支援」内の「CMS」の提供にあたります。

クライアント企業の皆様に、エイチームの業務支援ツールを使っていただくことで、より低コストで大規模な運営を可能とし、多くの方々にとって便利で喜ばしい社会を構築していく所存です。

なお、2024年11月をもって「microCMS」の導入企業社数が10,000社を突破しており、今後ますますの成長を見込んでおります。

エイチーム×microCMSの生み出す新しい社会に、ご期待ください。


IR お問い合わせ先
株式会社エイチーム 社長室 IR担当
E-mail:ir@a-tm.co.jp
ご意見 / ご質問:株主・投資家情報等に関するお問い合わせ

株主・投資家情報:https://www.a-tm.co.jp/ir/
Shared Researchレポート:https://sharedresearch.jp/ja/3662
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